メッセージ
MESSAGE

地方の価値と可能性が見直されている今、大雪山を望む美しい田園風景の中、地下水という自然の恵みとともに暮らす写真文化首都 北海道「写真の町」東川町は、建築から地域をデザインする建築家、隈研吾氏とともに、建築と家具が紡ぐ豊かな暮らしの発信を目指す新たな取り組みをスタートさせることとしました。


東川町では、家具産地の小さな町だからこそできる取り組みが長く行われてきました。それは、町に生まれた子供たちを見守り、その居場所をつくる「君の椅子」から始まります。小学校では木製の学童家具に囲まれて学び、中学校では3年間手入れして使い込んだ自分の木製椅子を卒業記念として持ち帰るというものです。これらの連続した家具産地ならではの取り組みは、いよいよ次の時代を担う若者を育成する段階に入ります。


今、私たちは新型コロナウィルスの渦中にあって、過密な大都市の課題が明らかになると共に、新しいライフスタイルへの模索が始まりました。それぞれの地域が本来持つ可能性や価値が、新しいライフスタイルを築く上でのヒントになろうとしています。そのような中で、建築を通して地域の魅力を早くから唱え、地域資源の利用拡大や、次世代を担う若者たちへの教育への強い関心など、建築の世界から地域デザインを考えようとする建築家 隈研吾氏と、豊かで美しい環境に恵まれ、家具づくりの盛んな適疎な町、東川町が共に組んで、新しい暮らしの提案を始めてゆきます。


この取り組みが、多くの人とともにはぐくまれ、世界の人々の心と暮らしが豊かになるよう大きな願いを込めて、東京オリンピック・パラリンピックが開催される記念すべき2021年からスタートします。

隈研吾プロフィール写真KengoKumaPortraitPhoto

Photo © J.C. Carbonne

コロナで今、世界は大きく変わろうとしています。閉じた箱から出ること、都市から出て自然に近づくことが、コロナ後の世界のテーマになるでしょう。その新しい世界では、人間と環境をつなぐ装置としての家具が今まで以上に注目されることになるでしょう。そして「家具」というものの定義自体が変わる可能性もあります。そういう新しい時代にふさわしい家具を、新しい思い切った発想で提案してください。自然豊かな東川から、世界に家具の新しいあり方を発信したいと思っています。
隈 研吾
審査委員長/建築家、東京大学特別教授・名誉教授
松岡市郎プロフィール写真IchiroMatsuokaPortraitPhoto
北海道の写真文化首都「写真の町」東川町からこんにちは。この度、東川町では建築家隈研吾氏と連携し、オリンピックイヤーの2021年をスタートの年として「隈研吾&東川町KAGUデザインコンペ」を開催する運びとなりました。「東川町」や隣接する「東神楽町」、「旭川市」は道産材の質の良さと職人の技術力の高さを生かした家具製造は国内外から大変に高い評価を得ております。今回のコンペは、国内は元より世界各地でデザインに関心を寄せている学生を対象として行うものです。毎回、コンペデザインの分野も異なり、今回は「木の椅子」をテーマに公募を行います。子供や家族を支えてくれる椅子、お世話になった人に贈る椅子、快適な仕事をこなす自分だけの椅子など、素晴らしい椅子のデザインをお待ちしています。このコンペを記念し、隈研吾氏デザインの椅子を職人の技術を集結し製作する計画です。学生の皆様の応募をお待ちしています。ありがとうございます。
松岡 市郎
写真文化首都北海道「写真の町」東川町長

事前登録締切

2021.2.27.Saturday

2021年2月27日(土) 正午をもってエントリーを締め切りました。
たくさんのご応募をありがとうございました。

2021年2月27日(土) 正午をもってエントリーを締め切りました。たくさんのご応募をありがとうございました。