メッセージ
MESSAGE

地方の価値と可能性が見直されている今、大雪山を望む美しい田園風景の中、地下水という自然の恵みとともに暮らす写真文化首都 北海道「写真の町」東川町は、建築から地域をデザインする建築家、隈研吾氏とともに、建築と家具が紡ぐ豊かな暮らしの発信を目指す新たな取り組みを進めます。

東川町では、家具産地の小さな町だからこそできる取り組みが長く行われてきました。それは、町に生まれた子供たちを見守り、その居場所をつくる「君の椅子」から始まります。小学校では木製の学童家具に囲まれて学び、中学校では3年間手入れして使い込んだ自分の木製椅子を卒業記念として持ち帰るというものです。これらの連続した家具産地ならではの取り組みは、いよいよ次の時代を担う若者を育成する段階に入ります。

建築を通して地域の魅力を早くから唱え、地域資源の利用拡大や、次世代を担う若者たちへの教育への強い関心など、建築の世界から地域デザインを考えようとする建築家 隈研吾氏と、豊かで美しい環境に恵まれ、家具づくりの盛んな適疎な町、東川町が共に組んで、新しい暮らしを考えていきます。

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Photo ©Designhouse

自然豊かな東川町には多くの野生動物が生息し、近くには世界的に有名な動物の行動展示をする旭山動物園もあり、動物との共生を学ぶ機会が多くあります。ヒトのためだけのモノでなく、動物にとって必要なモノもあると思います。自由な発想で、ユニークな新しい発見のある家具を提案してください。
隈 研吾
審査委員長/建築家、東京大学特別教授・名誉教授
菊地伸プロフィール写真ShinKikuchiPortraitPhoto
東川町は、大雪山を望む豊かな自然の中で、清らかな地下水と共に暮らし、木工・家具産業を守り育んできました。町の産業を未来へと引き継ぐために、事業者の連携を強化し、ものづくりの担い手を育てることに力を注いでいます。この土地の豊かな環境や産業と、世界中の若きデザイナーたちの創造力が交わることで、新しい豊かな暮らしが生み出されることを願っています。
菊地 伸
写真文化首都北海道「写真の町」東川町長
多くの皆様のお力添えをいただき、第4回「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペが開催できることに感謝申し上げます。世界中の多くの若い皆様の創造力と情熱が、豊かで美しい環境に恵まれた家具の産地である東川町と融合することにより、新しい暮らしのあり方を切り拓くことを期待しています。たくさんのご応募をお待ちしております。
髙島 郁宏
「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペ実行委員会実行委員長

作品応募締切

2024.12.30 Monday

2024年12月30日(月) 正午をもってエントリーを締め切りました。
たくさんのご応募をありがとうございました。

2024年12月30日(月) 正午をもってエントリーを締め切りました。たくさんのご応募をありがとうございました。