地方の価値と可能性が見直されている今、大雪山を望む美しい田園風景の中、地下水という自然の恵みとともに暮らす写真文化首都 北海道「写真の町」東川町は、建築から地域をデザインする建築家、隈研吾氏とともに、建築と家具が紡ぐ豊かな暮らしの発信を目指す新たな取り組みを進めます。
東川町では、家具産地の小さな町だからこそできる取り組みが長く行われてきました。それは、町に生まれた子供たちを見守り、その居場所をつくる「君の椅子」から始まります。小学校では木製の学童家具に囲まれて学び、中学校では3年間手入れして使い込んだ自分の木製椅子を卒業記念として持ち帰るというものです。これらの連続した家具産地ならではの取り組みは、いよいよ次の時代を担う若者を育成する段階に入ります。
今、私たちは新型コロナウィルスの渦中にあって、過密な大都市の課題が明らかになると共に、新しいライフスタイルへの模索が始まっています。それぞれの地域が本来持つ可能性や価値が、新しいライフスタイルを築く上でのヒントになろうとしています。そのような中で、建築を通して地域の魅力を早くから唱え、地域資源の利用拡大や、次世代を担う若者たちへの教育への強い関心など、建築の世界から地域デザインを考えようとする建築家 隈研吾氏と、豊かで美しい環境に恵まれ、家具づくりの盛んな適疎な町、東川町が共に組んで、新しい暮らしを考えていきます。
2023年2月28日(火) 正午をもってエントリーを締め切りました。
たくさんのご応募をありがとうございました。
2023年2月28日(火) 正午をもってエントリーを締め切りました。たくさんのご応募をありがとうございました。